こんにちは。
潜在意識デトックスセラピストの
緒方裕子です。
インナーチャイルドとは
インナーチャイルドと聞いて、何を思い浮かべますか?
誰にでもいる、とか、小さいころの体験から生じる、とかいろいろなことが言われていますね。インナーチャイルドは直訳すると「内なる子供」
大人になっても変わらないまま続いている(自分で自覚できるような)子供時代と同じ習慣や考え方を指す言葉です。目には見えませんが、自分の行動や口癖などからわかることが多いのではないでしょうか。
人は成長するにしたがって、思考や行動が成熟してくるといわれています。成長の過程で、なにか心のなかに傷を受けてしまって、その傷がいやせないままに大人になってしまった、、、
そんなお話をしてみましょう。
いじめられっ子だった過去
幼稚園のころから、私は周りの子供たちと比べて頭ひとつ分大きくておまけに身体ときたら「〇を6個くっつけたような」体型をしていました。平たく言うと「デブ」。
今では差別用語の一つに数えられているせいか、あからさまな表現では「デブ」という言葉は聞くことはありませんが、当時はみな、平気で使われていたような気がしています。
「いじめられっ子」という言葉を使うと、今でも胸の奥がチクリと痛む思いがしますが、この時期の私を一言でいうのは「いじめられていた」というのが当てはまるようです。
小学校・中学の多感な時期、人の後ろに隠れて、なるべく目立たないようにおとなしくしているのが当り前な消極的で赤面症のわたしがいました。
大人になるにつれて、消極的な赤面症がどのように変化していったかというと、「成熟」という大人の領域には程遠いようでした。
たとえば、
お友達何人かで話しているときにも、聞き手になるばかりで、自分のことを話そうとするとタイミングを失ってしまう、とか
大事な面接の時には前もって準備していた内容をすっ飛ばして頭が真っ白になる、とか
人の顔色を見て「この人は〇〇と言って欲しいんだな」と忖度しすぎてしまって、言いたいことを自分の言葉で伝えることができない、とか
こんなことが続いてしまうと、自分のことよりも他人のことを優先してしまうような「損な体質の私」が出来上がってしまったのも無理はありません。
私にとっての「インナーチャイルド」は、この「〇を6個くっつけたような体型だった私」のこと(だと思っています)
いじめられっ子だった小さな私は、自分の存在をなるべく小さく目立たないようにすることで、他からのいじめを少なくして自分を守ろうとしていたんですね。
その「小さい時の私」が大人の私の中に残ってしまい、「自分よりも人のことを優先してしまう性格」として残ってしまったんだと思います。
「自分のことよりも人のことを優先する」というと、なんだか美徳(特に日本人的な美徳)のような意味合いが感じられますが、想いや思念が大切にされている今日では、当たり前な自分の幸せを願う時につい「こんなことを願ってもいいのだろうか」的な想いが先にたってしまって、自己犠牲や自己嫌悪という穴に陥ってしまうこともたくさん経験してきました。
そんな「穴」からどうやってインナーチャイルドを助け出したか、そして、インナーチャイルドを探し出して、クライアント様に会わせて差し上げる、そんな癒しのお仕事をしているのも、インナーチャイルドに真摯に向き合ったおかげだと思っています。
「インナーチャイルド」はきっと誰の心の中にもいるのだと感じています。それは辛い思いでばかりではなく、いい思い出もまた、そうなり得るからです。
例えば、小さい頃は、視力が弱いがために周りの男の子たちについていくことができずに、「運動神経がうまく育たなかった男の子」。
彼のお母さんは、よく転んだり、お友達から仲間外れにされた息子にいつもこう言いました。
「あなたはやれば出来る子供なんだから大丈夫。元気だしなさい」
そう言われ続けた男の子は、自分の大好きなことを見つけて、人一倍努力を続けて、大人になったころにはその大好きなことが、彼の生涯の仕事になったそうです。
彼の中にいるインナーチャイルドは「何をやってもうまくいかない出来の悪い自分」。でも、その自分がお母さんと一緒にいるときには、自由でふり幅の大きい「大きなブランコ」を漕いでいるかのように感じられました。
(これは、ある男性のセッションの中で、男性の潜在意識の中にあった映像です)
小さい時の辛い体験や、感情的・精神的・身体的な辛い体験によって
マイナスな感情を抱いてしまって、その感情を昇華できることなく大人になってしまった、、
多くの方の中にひっそりと存在するインナーチャイルド、
彼ら(彼女たち)は、その感情的な辛さから自分を守ろうとする行動それ自体が何かしらの習慣として大人になった自分に残っていることを「インナーチャイルド」というのだと思っています。
インナーチャイルドって、どんな風に見えるんだろう
では、インナーチャイルドは、どのような形で現れてくるのかをお伝えしようと思います。
セッションの中で、第4チャクラ(潜在意識=ハート)にアプローチをするのですが、私のイメージの中では、第4チャクラはどの人にも扉が付いています。その扉はまるで、ハートを守るかのように独特な形をしていて、ある人は中世のお城のような太い鎖で閉じられている木製の大きな橋みたいだったり、またある人は古い日本家屋の門に付いている木製の二枚門扉のようだったり、、
10人いると10通りで、色も形も様々、古さも開き具合もまちまちなイメージで表れます。
ある時、40代男性のお仕事の悩みをお聞きしているうちに、何度も彼の口からでてくる言葉があったんです。
「なかなか、自分のことが言えなくて、、」
これ、多かれ少なかれ、みんなありますよね。
人のことを大切に思っている人ほど遠慮してしまって、「まぁ、自分のことは後回しでいいか」って思ってしまう。。
とてもよくわかります。
その彼の第4チャクラ(ハート)は
「天使の羽がついているような優しい扉」がついていたんです。
これは、人と接するときには、オールウェルカム、、まではいかないけれど
だれとでもコミュニケーションがとれる優しい人
天使の羽のように、ふんわり柔らかな肌さわりの人柄で
優しく包み込むような性格、を現わしています。
そう、第4チャクラにあるハートの扉は「コミュニケーションの在り方」をはっきりと映し出してくれているんです。
・中世のお城のようなガッチリした「門」
・大きなレッドカーペットが敷かれた階段がある「門」
・古い日本家屋の格子がついている木でできた「門」
人とのコミュニケーションがいろいろなように
ハートの「門」も人それぞれ。
あり方がわかることで自分の習慣や言葉を
どのように変えていったらいいのか、
どうやったら周りの人たちに自分のことをわかってもらえるか
自分をどのように表現していったらいいのか、など、わかってくることがたくさんありますね。
自分のことがわかってきて腑に落ちてくると「そうか、こうやればいいんだ!!」ということもはっきりとわかってくると思っています。
次は「ハートの中」まで入っていくことにします。
ハートの奥にあったもの
ハート(第4チャクラ)は潜在意識の在り方を現わしてくれています。
彼のハートの中は入口は天使の羽がある扉だったんですが、ハートの奥に通じている通路はキュっと狭くなっていました。
、、、これは
本当に信じている人だけを迎え入れる、という気持ちの表れです。
通路の奥は下に向かって降りていくような、らせん状の長い廊下が続いています。底の方まで下りてみましょう。
一番底までくるとひっそりと「古い和箪笥」がおいてありました。鉄の輪っかがついているような昔ながらの古い和箪笥です。その後ろには押し入れがあって、押し入れの扉が開いています。
和箪笥と押し入れの間をよく見てみると、3歳くらいの小さな男の子が膝を抱えて座っていました。
「こっちに出てみる?」と、声をかけてみます。
その子はモゾモゾと動きだしたのですが、また、おもむろに押し入れに隠れようとします。
「手をつないであげるから、大丈夫」
もう一度声をかけるとそれを待っていたかのように、箪笥と押し入れの隙間からゆっくりと立ち上がりました。
おもしろいことに、立ち上がるわずかな間に、3歳くらいの身体がみるみるうちに大きく背丈が伸びて、あっという間に小学校3、4年生くらいの少年の大きさになっていたんです。
びっくりですよね。きっと「ここからでるタイミング」がきていたんだと思います。10歳くらいに成長したその子は、今度は「どうしても上の方に行きたい」という素振りを始めました。
螺旋階段のようになっている上向きの通路を一人で駆け上がっていくんです。普段は、ハートの中にその方の「ハイヤーセルフ」のエネルギーをチャージするのですがハイヤーセルフが来る間を惜しむかのように上へ向かって走り出します。
それでも、長い長い登り坂です。途中でハイヤーセルフが追い付いて、、、というよりも、ハイヤーセルフに襟首をつかまれて(笑)ハートの入り口まで、一緒に走って行ってしまいました。
ハイヤーセルフと一緒にハートの入り口にたどり着いた「彼」は、もう少年の姿ではありませんでした。
少年、、というよりも、20歳くらいの青年の姿になっていました。つまり、ほんの5分くらいの間に3歳くらいの男の子から立派な青年の姿に変わっていたんです。
小さな男の子の姿はインナーチャイルド、と呼ばれている存在です。小さいときの自分の姿がそのまま現れてくることがあるんです。
インナーチャイルドと難しい名前がついていますが、子供の姿にみえたり、沼のように感じられたり、冷たい空気だったり、大きな穴だったり、形を変えてはいますが、誰の心の中にも存在するのではないか、わたしは思っています。
今回のように、小さい男の子が青年の姿に成長する、というのはとても分かりやすい変化です。
冷たい空気や沼のように感じるひんやりとした部分、ハートの中の「冷たい部分=インナーチャイルド」を温めてガシガシ(笑)とお掃除をすることもあるんです。
そうするとどうなるか、冷たかったハートが温まると、氷が溶けるのと一緒で、ホッと一息つけるようになってきます。イライラしていたのがスッと肩の力が抜けてきます。悩んでいた事に「なーんだ、解決方法は自分がもっていた」とわかるようになってきます。
そして何よりも自分と向き合うことができるようになるのでしっかりと自分軸で考えることができるようになってくるんです。
その状態までなってくると、自分の言葉で語ることができるようになって、自分の気持ちを伝えることができることに気が付くことと思います。
そして、自分のことがわかって自分の言葉で語ることができるようになると未来の自分の姿もはっきりとわかるようになってくるんです。
ハートの入り口まで走ってきた「彼」、
「どうしたいの??」と聞くと「ここでしばらく待っているから」という答えが戻ってきました。
「この高い場所から(ハートの入り口で)見守っていきたい」という意志のようです。
今まではハートの奥に隠れるように小さくなっていたけれど、これからは「現在の彼」と一緒になって遠くを(未来)を見据えながら、この場所からみていたいという気持ちのようでした。
なんだか世界史の教科書に載っている「ジャンヌ・ダルク」のような感じ。
先頭にたって旗を振りながら人々を導いていく、、、そんな勇ましい姿がイメージできました。これからは今までとは少し違う自分、という形で「彼」を助けてくれると確信した瞬間でした。
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インナーチャイルドが癒されるメリット
次に、インナーチャイルドが癒されて、あなたのハートと「同気」するとどうなるかをお伝えしようと思います。
ハートチャクラから上がっていくと次は第5チャクラ(喉)につきます。ここは「自分の言いたいことがしっかりと言えているか」ということをはっきりと表しています。
インナーチャイルドを癒すための第5チャクラは…
彼の第5チャクラは、周り(外側)からキュッと抑えられている感じでちょうどホースを握った時のように、上から出てくる空気がギューっと押しつぶされていました。
これでは言いたい事も言えないし、ハートにある「気持ちや感情」も言葉として外にだすことができません。
そこで第5チャクラの外側にある壁を剥がして、喉の通りを広げて空気もエネルギーも通りやすく広げます。
インナーチャイルドを癒す第6チャクラは…
最後に第6チャクラ。「第3の眼」があったとされている額の真ん中あたりです。第6チャクラもハートチャクラと同じで人それぞれに大きな特徴があるんです。多くの方に見受けられるのは「第6チャクラを隠している状態」。
たとえば
大きな絆創膏を貼っている
バケツをかぶっている
帽子やキャップをかぶっている
葉っぱを張り付けている
笑い事のようですが、これホントの話です。現れ方が違っても共通しているのは、「自分でやっている」ということです。
小さい頃よく言われていた言葉、
きちんとしなさい
迷惑をかけないようにしなさい
いろいろありますよね。そんな言葉が自分の才能や生き方を方向付けてしまって、自分らしくないやり方になってしまっている、、
もし、そんな風に感じていたならば、あなたの第6チャクラも「絆創膏状態」になっているかもしれません。
でも、安心してください(笑)!!第6チャクラの絆創膏状態(笑)もその場で剥がせますから大丈夫。バケツも取れるので大丈夫。お帽子だって脱がしてあげられます。葉っぱも取ることができます。
そうそう、「彼」の第6チャクラ、とてもユニークでした。最初はどうなっているのかがわからなくて、、なんだろう、よくわからない、、、と思っていたんですね。
そうしたら、よくよく見ていくうちに、第6チャクラの後ろあたりに白く光る楕円形の宝石がみえてきたんです。
なぜ見えなかったんだろう、、、と考えていくうちに
あぁ、なるほど。彼は今まで自分の良いところが今までよくわからなかったんだな、、
ハートが温まってくてインナーチャイルドが癒されていくと、段々と自分の頭で考えることができるようになってきたんだな、、って感じました。
心のエステでインナーチャイルドを癒す
「自分の頭で」というのは今までは、自分は〇〇である、と思っていたのが本当は「そうでなければならない」という外からの干渉でつくられたものということに気が付いた、ということだと思いました。
もちろん、みんながみんなそうではないでしょう。変わるスピードだって人それぞれだと思います。もしかしたら、「このままでいいと」思っている人もいるかもしれません。ただ、インナーチャイルドとして現れてくれた「自分自身の声」はあなたの潜在意識の声と思っていただいて間違いないと思います。
よく「本来のあなた自身」という使い方をしますが、インナーチャイルドの変化として現れた「本来のあなた自身」がどうなっていきたいか、、ということなんだと思っています。
ただ、「彼」の場合は小さな男の子が少年になったスピードが余りに早かったのできっと「変わるタイミング」が来ていていて、超スピードで変化していったんでしょう。
彼の変化、興味深いと思いませんか?700名以上の潜在意識の在り方を見せていただいていますが、こんなに超スピードだったのは初めてでした。変わりたくて、変わりたくて、でもきっかけがつかめなくて、、というところで私と出会ってくれたんだと思っています。
いかがですか?潜在意識を巡る旅、インナーチャイルドを癒す旅、見えない心のケアやエステにも目を向けてみたいと感じていただけたのではないでしょうか。
見えている部分のケアやエステ、トレーニングもとても大事。見えない部分のケアも忘れないで欲しいと思っています。
風の時代と言われています。自由でどこにでも行けて自分の思うように生きていける時代がやってこようとしています。身体は自由でも心はどうでしょう。自由だと思っていても「作られた自由」だとしたら??枠があるのに気が付かないとしたら??
それは本当の意味での自由とはいえません。あなたが望んでいる本当の自由とは何でしょう。見えない心のエステを始めてみると「本当の自由」が何なのか、気が付くタイミングをつかむことができると思います。
インナーチャイルドはあなたが気が付いてくれるのを待っているのかもしれません。ぜひ、あなたにも「心のエステ」でインナーチャイルドを癒していただきたいと思います。
インナーチャイルドを癒すと現実が変わってくる
インナチャイルドを癒すと、目に見える変化はどのように現れてくるのでしょうか。
彼の言葉を借りてみようと思います。
まずびっくりしたのが、セッションを受けた当日夜、原因不明の高熱が出まして2日ぐらいで続きました。後になって考えると、好転反応と言われるものだったのかもしれません
気づきとしては、もともとハイヤーセルフは自分自身の声だということです。
変化という形で僕に訪れるのか、と期待をしていたものとは少し違い
どちらかと言うと、思い出すという感覚に近かったです
思っていたものはいつも考えていたことでもあったのですが、
自分の思う「正しさ」が、 それを押さえつけていたような感覚でした。
とても苦しい時期でしたが、自分の中の正しさが外れ自分が本当に望んでいるものを、声に出すことができているようになっていました。
きっと正しいと思っているものも、自分で作り上げたものだと思いました。
2021年に年が変わるとき、自分がやりたいことがとても明確になってて、新年の目標立てというところでは、過去最高にすっきりしたスタートになりました
変化ではなく、思い出すという感覚と前述しましたが、今現在、僕は間違いなく変化していると感じています。
まだスタートしたばかりですが、今年は僕にとって面白い一年になりそうな気がしています。
本当にしっかりと向き合っていただき、僕も気づけないような僕のことをしっかりとみちびき伝えてくれた緒方さんには本当に感謝しております。
今後とも新しい変化が自分に必要な時、また頼らせていただけたらと思います。この度はありがとうございました。
彼の場合には、インナーチャイルド(子供の姿)からハイヤーセルフ(本来の彼の姿)への変化がとても特徴的でした。
小さい頃から持っていた想いが「箪笥の後ろに隠れる」という行動で表されていました。インナーチャイルドが抱いていた「正しいことをしなさい」という少し悲しい気持ち。
「正しいことをする」ために、自分自身の心を押さえつけていて、本当に望んでいることを声にだすことができなかった、、
インナーチャイルドが箪笥の後ろから明るい世界に出てくることによって、彼自身の「自分の声」が聞こえるようになったんですね。
行動が積極的になる
彼のように、自分の心の声を聴くことができるようになると、今までできなかったことができるようになってきます。
例えば、仕事や恋愛などにおいても「本当は〇〇したかったんだけどな、、」と今までは諦めていたようなことでも、
「やっぱりやってみよう!」「ダメモトでアタックしてみよう!」というように、以前の自分だったらやろうという気持ちにもならなかったことにも「できる」「やってみよう」という選択肢がもてるようになってきます。
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