感情がわからない…その理由と向き合い方

自己理解

こんにちは、高次元の自分に戻す専門家 潜在意識デトックスセラピストの緒方裕子です。

今日もご訪問いただきありがとうございます。


【この記事はこのような方におすすめです】

  • 自分の感情がわからず、何を感じているのかいつも空っぽな気がする

  • 感情を聞かれると、どう答えたらいいかわからず困ってしまう

  • 「いい子」で育ち、ずっと我慢してきた自覚がある

  • 他人の感情ばかりを優先し、自分の気持ちは後回しにしてしまう

  • 心理セラピーや自己理解に興味があるけれど、少し怖さもある


【目次】

  1. 感情がわからないのは「感じない人」だからではない

  2. 映画のように語れるのに「その時どう感じたか」だけが抜けている

  3. 「わたしはどうしたい?」と問いかける習慣がすべてを変える

  4. 感情に気づくための第一歩は「たった一つの問い」から

  5. 「あなたのため」が「親の安心」のためだったと気づいたとき

  6. 親子の愛と支配——その境界線に気づいていい

  7. 自分を責めずに感情を“思い出していく”という道

  8. 境界線を取り戻す。「それは受け入れられない」と言っていい


1. 感情がわからないのは「感じない人」だからではない

セッションをしていると、
「感情がよくわからないんです」
「泣けないし、怒りも湧いてこない」
そう話してくださる方が本当にたくさんいらっしゃいます。

でも、まずお伝えしたいのは——
感情がわからない=感じられない人ではないということ。

むしろ繊細で豊かな感受性を持っている方が、あまりにも多くを感じすぎて「感じないようにしてきた」のです。

自分を守るために、感情の回路を閉じることは、生きるための大切な防衛本能。
だからこそ、今ここから“安全に開いていく”ことができれば、
感情は必ず、ふたたびあなたの元に戻ってきます。


2. 映画のように語れるのに「その時どう感じたか」だけが抜けている

あるクライアントさん(仮名:真理さん)は、子ども時代から今に至るまでの出来事を、まるで映画のナレーションのように、スラスラと語ってくれました。

「過去に何があったのか、その時自分はどう動いたか」
その時系列や状況の整理はとても上手。頭の中でしっかりと“理解”はされていたのです。

けれど——

「その時、どう感じたんですか?」と尋ねると、ぽかんとした顔。

言葉が出てこない。

まるで感情だけが、その記憶の中に存在していないような印象を受けました。

それもそのはず。
真理さんは、子どものころからずっと「感じること」より「正しくふるまうこと」を優先して生きてこられたのです。


3. 「わたしはどうしたい?」と問いかける習慣がすべてを変える

わたし自身もかつて、真理さんと同じように「自分の感情」がよくわからない時期がありました。

相手がどう感じているか、どう思っているか。
そればかりを先に考えて、自分の反応を決めていたんです。

でも、少しずつ、「わたしはどうしたい?」「どっちが好き?」と自分を主語にした問いかけを意識し始めてから、心がほどけていくのを感じました。

そしてようやく、
「……本当は、あのとき怖かった」
「さみしかった。つらかった。でも言えなかった」
そんな心の奥に押し込めていた感情が、そっと顔を出してきたのです。


4. 感情に気づくための第一歩は「たった一つの問い」から

感情と再び出会うために、最初に必要なのはとてもシンプルな問いです。

「その時、どう感じましたか?」

この問いは、一見あまりに簡単すぎて、最初は戸惑ってしまうかもしれません。
けれど、何度も繰り返し問いかけていくことで、感情は少しずつ顔を出してくれます。

言葉が出てこなくてもかまいません。
胸の奥の違和感、涙、身体の緊張。
すべてが、「いま、自分の感情に触れている証拠」なのです。


5. 「あなたのため」が「親の安心」のためだったと気づいたとき

「あなたのためを思って言ってるのよ」
親からそう言われた経験はありませんか?

それが本当に「あなたのため」だった場合もあります。
けれど時には、その言葉の裏に、親自身の不安や理想、コントロール欲求が隠れていたケースもあるのです。

・子どもが失敗すると、親である自分が不安になる
・子どもを自分の正解に沿って育てたい
・世間体が気になる

それらが“無意識”のうちに投影されることで、
子どもの「自分で感じる力」が育つ余地が奪われてしまうのです。


6. 親子の愛と支配——その境界線に気づいていい

親の“愛”に見えるものの中に、無自覚な“支配”が潜んでいることがあります。

そして子どもは、
「わたしが悪いんだ」
「親をがっかりさせたくない」
と、自分の気持ちを我慢するようになります。

でも、大人になった今だからこそ、違和感に気づけるのです。

「これはおかしい」
「これはわたしの選びたい生き方じゃない」

それは、あなたの魂が目覚めた証拠。
もう一度、自分の感情を感じてもいい時期に入っているということです。


7. 自分を責めずに感情を“思い出していく”という道

感情がわからないことは、決して悪いことではありません。
それは、あなたが生き延びるために、必要だったこと。

だからまずは、自分を責めないこと。
感情は“思い出していく”プロセスの中で、自然に戻ってきます。

「今はまだわからないけど、少しずつ感じていこう」
そう心に許可を出すことから、すべてははじまります。


8. 境界線を取り戻す。「それは受け入れられない」と言っていい

感情を取り戻すには、「自分と他人のあいだに境界線を引くこと」がとても大切です。

「それは受け入れられない」
「それはわたしの望むやり方じゃない」

こう言うのは勇気が要ります。
でも、それを心の中だけでも口に出せたとき、あなたはあなた自身の人生を生きはじめているのです。

「相手は相手。わたしはわたし」
「わたしの感情は、わたしだけのもの」
「もう、自分の本音を後回しにしない」

その決意が、自己理解を深め、人生を変える一歩になります。


ここまで読んでいただきありがとうございました。素敵な一日をお過ごしください。

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この記事を書いた人
緒方裕子

潜在意識デトックスセラピスト・緒方裕子

https://story-tokyo.jp/member/ogata/

厳格な父の下、肥満で赤面症、いじめられっ子の幼少期を過ごす。社会人になってもその経験が完璧主義として現れ、その後26回の見合いを経てやっと結婚。2児の母となる。夫の両親と2世帯住宅で同居するも、26年間嫁姑問題に悩み、うつ病と摂食障害に苦しむ。

この状況をなんとかしようとカウンセリングを学ぶも、潜在意識に刷り込まれた完璧主義や、姑との問題解決には至らず。さらに、生まれてきた目的や潜在意識と魂との在り方を探求。そこで出会ったヒーリングで潜在意識のデトックスに成功。自己否定や完璧主義が劇的に改善した経験から「潜在意識デトックスセラピー」を体系化。セッションは延べ3000名を超える。

その後、潜在意識デトックスセラピーに、脳科学・心理セラピー・ヒプノセラピーの要素を取り入れ、オリジナルメニューを開発。「思考のクセを解放し、魂の真の目的を実現する後押しをする」という霊的理想を掲げて、クライアントの心の制限を外し、魂の本音に沿って生きる人生をサポートしている。

クライアントからは「5年間言い出せなかった彼女にプロポーズできた」「セルフイメージが上がって、言いたいことが言えるようなった」「ずっと心に秘めていたニューヨークでの歌手デビューにむけて、渡米に踏み切れた」など喜びの声多数。自らが苦しんだ親からの完璧主義の連鎖を断ち切る。
「生まれてきた目的を探すセミナー」「エネルギー体験講座」などのセミナーを主催。今後も親から受け継いだ観念や生きづらさを抱えている女性が、自分の頭で考え、やりたかったことができる自分になるセラピーで活動拡大予定。
教員免許・産業カウンセラー・CDA・EAP・メンタルヘルスマネジメントⅡ・大型自動二輪免許。犬の母歴25年。東京都八王子市在住。

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